International
IATEFL Conference
KATE (Korean
Association of Teachers of English)
JACET国際交流派遣者報告書
2001年5月10日
派遣先学会: 35th
International IATEFL Conference
派遣場所: Brighton,
England
期日: 16-21 April 2001
(Associate Day, 17 April; Conference, 18-21 March)
派遣者名: 小田 眞幸
勤務校: 玉川大学
住所: 東京都町田市玉川学園6−1−1 玉川大学文学部外国語学科(2000年10月より2001年9月まで滞英中)
1. 学会発表・講演内容についてのコメント
全体講演 2 (うち1つはアメリカからのVideo Conferenceを使ったもの)
基調講演 4
個人発表(含 ワークショップ)45/50分 約220、ポスター発表
12、その他 SIGO
pen Forum 14 公開セッション(The Guardian/McMillanと協賛) 1
[内容] 前年度のダブリン大会と比べてプログラムのフォーマットに若干の変更がみられた。まず、個人発表、ワークショップは全て45分または50分に統一され、発表と発表の間は昨年同様20分あけてあったため、移動もスムーズであった、20分の発表もいくつか残ったがいずれもSIGのフォーラムと関連するものであったため、殆どの聴衆は移動せずに同じ教室に止まっていたようである。ポスターセッションはBook Fair会場内で行われていたため、場所的にも恵まれていた。
本年度はオープニングのPlenary(Dr C.Chapelle)がアメリカからビデオ会議を行うという画期的なもので、状態もまずまずだった。今後技術・費用面を検討した上でJACET大会にも一部この方法を取り入れることを考えてもよいのではないだろうか。また、初日に行われたThe
GuardianとMcMillanとの協賛による公開セッションは Juliane House (Hamburg), Barbara Seidlhofer
(Vienna), Jennifer Jenkins (Kings College-London), Robert Phillipson
(Copenhagen Business School), John Walsh (Eurolang-Brusseles)をパネリストに迎え、ヨーロッパ統合における英語の役割と、他の言語との関係、さらに英語教育への影響に関して、参加者も交え白熱した議論が交わされた。特に、英国・米国の英語をもモデルとせず国際共通語としての英語(English
as a lingua franca)が教育のモデルとして適当であるという考え方がパネリストの間では主流であった。
2 派遣学会との話し合い内容
4月16日の夕食から翌17日(9時から6時)までがAssociates'
Dayに当てられ、例年どおり各国から集ったAssociate 代表とIATEFL側の委員でIATEFL役員および事務局職員、組織の紹介のあと例年どおりIATEFLの現状、今後の展望などの話があった。議事録は後ほど送付されるが、ここではAssociate
Dayおよび19日の総会で話し合われた事柄でJACETと関連する件のみ紹介する。
2.1. SIG
Newsletter
IATEFLには14のSIGがあり、それぞれがNewsletterを発行しているが、JACETなどAssociatesで同じようなSIGがある場合、その活動を紹介したり記事の交換をしたりしたいという提案があった。基本的には賛成できる案だが、広報通信委員会また個々の研究会とどのような方法が可能か検討する必要があると思われる。
2.2 IATEFL-PAL
IATEFL-PALとはオンラインのBBSで、IATEFLの役員とAssociatesの役員がインフォーマルに意見を交換する場で、現在yahoogroupsの中に設定されている。Newsletter
EditorのMartin Eayrs氏が現在はモデレーターを兼ねている。彼の話では、それぞれのAssociatesで2,3名参加してほしいそうだが、yahoo-IDなどを取らなければならないことなど、登録が多少複雑であるため、JACET側で準備が出来次第、再度情報を送って頂くよう依頼した。
2.2. MLにかかわる問題
IATEFL-PALはBBS形式であるが、その背景には大量のメールがおくられてこないための配慮があったという。最近JACETの研究企画委員会でも流すべきメールの種類についての議論があり、他の学会の状況をいろいろと調べたところ、以下の点が判明した。
1)
MLを利用している学会の全てが「運営上の連絡」を主な目的としている。これには会議の日程、議題、議事録などが含まれる。
2)
会議に先立ち議題をインフォーマルにディスカッションするかめの利用をしている学会も多かった
3)
英語教育や関連領域のイヴェント(ワークショップ、講演)などの情報を流すことも多かった。
さらにいくつかの学会では以下のような内容の情報も流しているようである。 運営上の情報と同じMLを使う場合と目的別にMLを分けているところが半数づつだった。
4)
教員公募
5)
研究プロジェクトなどの公募
なお、これ以外についても流している団体があるが、殆どの場合Moderatorが存在するようである。
2.3. オブザーバー参加の件
IATEFL年次大会のAssociate
Dayに訓練と継続性という観点から2人目、3人目の人をObserverとして参加させることの可能性についてKATEから意見が出された。これは、従来のIATEFLの費用負担及び投票権は1Associateあたり1名とするものの、Observerとしての参加ができるようにしてほしいという意見で、多数の支持があった。この件に関しては役員会で継続審議することが決まった。
2.4. PAC3
Thai TESOLの前会長でIATEFLの役員であるDr Naraporn Chan-Ochaから、Thai
TESOL, Korea TESOL, JALTを中心に形成されているPan Asian Conferencesへの参加の要請がJACETとKATEにありました。本年度の北九州におけるJALT大会はPAC3として行われ、それぞれの学会がスポンサーとして基調講演者を推薦することになっているそうですが、Thai,
Koreaが地元かえあの講演者を揃えたにに対し、JALTは海外(日本を基準として)からの講演者を招待していることにKATEから懸念が表明されました。 いずれにせよ、JACETとしては会長宛てに正式なProposalを送って頂いた上で検討すると回答した。
3.その他
今年度は4月に入ってからの開催であったこともあり、日本からの参加者はわずか4名であった。また、報告者の派遣が渡英後に決まったため、JACETの紀要、通信、資料などが準備できず、ホームページをプリントあうとしたもののコピーと、簡単に作成した大会の案内に配布と、Associates’ Day でのアナウンスが精一杯であったという印象である。今後の課題は国際交流委員会を中心に広報通信委員会なども加わり、IATEFLや他のAssociatesと継続的な情報交換をすすめていく必要を痛感した。
( 報告者:小田眞幸、玉川大学)
36th International IATEFL Conference に参加して
ヨーク大学
2002年3月23日−27日
1. Associatesユ Day (3月23日)
前夜22日、ヨークを流れるウ−ズ川で遊覧船を貸し切ってAssociatesユ Dinnerが開
かれた。主たる目的は交流団体相互の親ぼくを深めることで、会長Susan Barduhnか
ら副会長(旧)Adrian Underhill、(新)Peter Grundyの紹介があった。
23日は、9時から17時までビジネスミーティングが行なわれた。出席者は、役員と
各交流団体の代表者、約60名であった。総合司会Kari Smithのもと、さまざまな議題
があったが、ここではJACETに関連する点にしぼって報告する。
(1)交流団体との契約書の見直しについて
まずはじめにUnderhil氏から、どのようにしたら会員を増やせるのか、交流団体の
ニュースレターにIATEFLについてのページを設ける、PALをもっと活発にするには、
それぞれの大会に代表を送る件、連絡先e-mailのアップデートを確実にするには、契
約の再締結はe-mailでできないか、交流団体にモassociate feeモを課すことについて
、Associate Coordinatorの役割は、Associatesユ Dayのプログラムは今のままでいい
か、というような問題提起がなされた。それにもとづき小グループで話し合い、グル
ープ代表がまとめを発表した。今後意見を集めて夏頃に原案を作成し、それに関して
コメントを求め、来年の大会までに新しい契約書を作成したい。
(2)Wider Membership Schemeについて
これまでにこの計画に協力した国・団体の一覧が、OHPで達成率の形で示された。第
3回目が2002-04年に行なわれるので協力してほしい旨、協力の要請があった。とく
に質問は出ず、JACETの意向について尋ねられることもなかった。
(3)役員との話し合い
村田先生から伺っていた点に関し、Underhill氏と話し合いをもった。今年のJACET
大会に代表を送る件は難しい(来年はぜひ)との返事で、やはり航空運賃がネックに
なっている。IATEFL側としては、JALTと時期をあわせると2つ一緒に参加できるので
可能性も高くなってくるとのこと。
JACETとIATEFLの正式交流の再締結に関しては、その方向でというJACETの意向を伝
えたが、上の(1)の議題の内容も関連してくる。
村田先生から送っていただいたJACETのパンフレット等は、Associatesユ Dayに用意
されたテーブルに置いたらきれいになくなった。『紀要』をIATEFLのWebに載せても
いいかという質問があったが、版権にかかわるので村田先生に尋ねるよう伝えた。
ひとつ深刻な問題点として、JACETを含めいくつかの団体は、毎年出席する代表者
が異なるため継続性に欠けるとの指摘がなされ、できれば2年ぐらいは同じ人が続け
て参加できればという希望が述べられた。
2. 大会に関して(3月24ム27日)
世界中から約1200人の参加者があった。PlenaryはDiane Larsen-Freeman やPeter
Skehanなど4件、発表はざっとプログラムを概算しても380にのぼった。新しい広大
なキャンパスで、4日間密に行なわれた。日本からの参加も時期的に恵まれて20名以
上あり、とくに非日本人が過半数を占めていた。大会の特徴として、発表が40~50分
、その間が20~40分とゆったりしているのが目立った。
(文責:岡 秀夫)
JACET国際交流派遣者報告書
2001年6月8日
派遣先学会:36th SEAMEO RELC International Seminar
学会開催場所:SEAMEO Regional Language Centre, Singapore
学会開催期間:2001年4月23日から4月25日まで
派遣者名:村野井 仁
勤務校(所在地):東北学院大学(980-8511仙台市青葉区土樋1-3-1)
所属支部:東北支部(支部副幹事・研究企画委員)
1.参加学会および主催団体について
今回参加させていただいた学会は、The Regional Language Centre (RELC)が主催した国際セミナーである。RELCは、東南アジア諸国教育大臣機構(South-East Asian Ministries of Education Organization/ SEAMEO)によって設立された外国教師養成研修センターであり、SEAMEOにはブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー(ビルマ)、フィリッピン、シンガポール、タイ、ベトナムが加盟している。RELCは国際セミナーを開催する他、応用言語学の修士課程やディプロマ・コース、スペシャリスト・コース(testing, curriculum and material development, teaching English for business and technology)などを開講しており、東南アジア地域の英語教師養成・研修において中核的な役割を果たしている。教員養成だけでなく、英語や中国語などの外国語習得のためのプログラムなども多彩に開講している。センターは、教室、会議室、講堂、食堂、図書室、コンピュータ室、宿泊施設などを一つのビルの中に持っており、本学会はすべてこの施設を用いて行われた。
2.学会(国際セミナー)の構成について
今回のセミナーの共通テーマは、「教室における文法」(Grammar in the classroom: Changing approaches and practices)であった。構成は、招待講演が10、パネル・ディスカッションが2、ワークショップ23、一般の口頭発表が74であった。学会の時間帯は、1日目と2日目が朝8時半から5時半までで、3日目は8時半から3時50分まで研究発表を行い、その後5時まで閉会式および閉会レセプションが行われた。
招待講演は1人60分の持ち時間で行われた。3つの招待講演を同時進行で行うため、参加したいものが重なってしまい残念であるという声が参加者から聞かれた。招待講演の講演者名、演題などは本報告書末に記載。
最終日に行われた2つのパネル・ディスカッションは、招待講演を行った5人の講演者と司会1名が壇上に並び、文法に関わる2つのテーマについて60分間ディスカッションする形式であった。私は、Implicit and explicit teaching of grammarというテーマのものに参加した。一般参加者からの質問を前もってメモの形で集めておき、それをスクリーンに示しながら壇上の講演者が順に意見を述べていくという方法で
行われた。取り上げられた質問の中にはテーマとかなりはずれたものもあったが、これは前もって出された質問が少なかったためと説明された。フロアからの質問が活発に出ないことを予想してこのような形式になったと考えるが、参加者にとっては忙しい学会日程の中で、質問を書いて事務局(受付)に提出するというのもなかなか困難であると思われる。学会開催以前に、このような形式でパネル・ディスカッションを行うことをプログラムなどで通知しておけば、もう少し多くの質問が集められるのではないだろうか。
一般の研究発表は、平均して7本の発表が同時に進行し、それぞれの発表の長さは質疑応答10分を含めて40分であった。各発表の合間には10分間の休憩時間があり、余裕をもって移動することができた。内容的には、効果的な教室指導についての実践報告が多かったものの、博士論文のためのリサーチ結果を報告するものや言語政策に関わる発表なども目立ち、さまざまな観点から文法指導が議論されていた。実証的な研究の口頭発表にも座席が足りなくなるほど多くの聴衆が集まることが多く、参加者の多くが、単に実践的なものだけを求めてセミナーに来ているのではないことが示されていた。個人的な印象ではあるが、参加者がさまざまなものを柔軟に学ぼうとする姿勢を持っていることが、特に質疑応答の中で感じられた。
ワークショップは実践的な指導技術を身につけることを目的としたものであることがプログラムに明確に示されていた。90分の時間を使って、アジアにおいて指導的な立場にある講師が、現職の教員に実践的なスキルを伝授する実習形式のものがほとんどであった。ワークショップの参加者の数は参加券(coupon)によって制限されており、受付で参加したいワークショップの参加券をあらかじめもらっておかないと会場に入れないシステムになっていた。30名を上限にしているワークショップが多く、人気のあるものはかなり早い段階から参加券がなくなっていた。事務局の手違いで、人数を誤って制限し過ぎたワークショップもあり、貴重なワークショップがわずかな参加者にしか体験されなかったという残念な失敗もあった。
3.参加者について
主に東南アジア地域の22カ国から620名を超える参加者があった。これはこれまでで最も多い参加者数であると報告された。RELCのセミナー参加者の多くは小学校、中学校、高等学校の英語教師である。最も多いのはシンガポールからの参加者で、全体の約7割を占めていた。次いでインドネシア、マレーシア、タイからの参加者が多かった。何人かの参加者に聞いたところ、シンガポールからの参加者はRELCのセミナー参加に対して、参加費の補助などによって勤務校などから支援されることが多いとのことであった。各学校に戻ってからセミナーの報告を行うことになっていると言っていた先生方も多かった。話を聞いた方のほとんどが、RELCセミナーは質が高く、学ぶことが多いため自発的に参加しているとおっしゃっていた。シンガポールからは、学校教師の他、教育省(Ministry of Education)に所属している方々が約40名参加していた。
4. その他
(1)VTR販売について
セミナーの主な講演、パネル・ディスカッションはビデオ録画され、希望者に販売されていた。購入申込書が配られており、学会開催中に代金を添えて申し込み、後日郵送、もしくは直接受け取るシステムになっっていた。著作権などの慎重に扱うべき問題もあるのではないかと考えられるが、このような対応は、特に聞きたい講演が重なってしまった場合などにはありがたいものとなる。録画のシステムが日本とは異なるため、日本で見るためには変換が必要となるが、非常に低い価格(1本500円程度)で、迅速に(10日程度で)ビデオのコピーが手元に送られてきた。セミナーの運営委員会のメンバーにはビデオ録画(Seminar Video Recording)担当委員が2名とRecording Secretaryが1名入っており、VTR録画および販売をかなり重視した体制をとっていることがわかる。
(2)休憩・昼食・レセプションなどについて
午前と午後に、コーヒー・ブレイクが30分間設けられており、意見交換などの重要な機会になっていた。コーヒー・紅茶とクッキーなどの簡単なスナックが会場の通路2箇所に用意された。狭いところに何百人も入ったのでかなり混雑はしていたが、この時間帯は、時間的および精神的な面で参加者に余裕を与えていたと考えられる。図書室が文法指導に関する文献を揃えて展示を行っており、そのような展示を見る時間としてもコーヒー・ブレイクは有効に使われていた。
昼食は、毎日RELCの食堂で参加者が一同に会してとることになっていた。テーブルに全く知らない人たちが同席して食事をとるわけであるが、お互いを知り、意見を交換するのにとてもよい機会であったことは言うまでもない。昼食の時間は1時間35分あり、十分な余裕があった。
レセプションは、学会2日目の夜にRELC Directorの招待で行われた。招待講演者、SEAMEOの代表者、関連学会からの派遣者、RELC関係者が招待された。市内のホテルで行われたが、服装はインフォーマルと指示され、挨拶はRELC Director のMrs GohChi Lanが行っただけで、各自歓談をしながらテーブルに座り食事をする形式であった。シンガポールの子どもたちの舞踊が披露された。
この他、開会式直後および閉会式直後にもコーヒー・紅茶と軽食による30分程度のレセプションが設けれられていた。
これらの機会を使って、以下の方々にJACETからの派遣としてセミナーに参加させていただいたことを感謝申し上げることができた:Mrs Goh Chi Lan, Director, RELC; Dr. Joyce James, Chair, Planning Committee, RELC; Dr. Cristopher Ward, RELC; Dr. Gloria Poedjosoedarmo, RELC; Ms Joyce Oliverio, RELCなど
(3) 2001年度JACET全国大会へのRELCからの派遣者
2001年に札幌で開催されるJACET全国大会へ、RELCから派遣される予定になっている方は次の方である。
Dr. Gloria Poedjosoedarmo e-mail: gloria@relc.org.sg
(4)2002年度RELC国際セミナーについて
来年度の国際セミナーは、以下の予定で行われる予定。研究発表の申し込み締め切り、およびセミナー参加申し込みなどはかなり早いので、注意が必要。
学会名:SEAMEO Regional Language Centre 37th RELC International Seminar
期日:22 April -24 April 2002
テーマ:Methodological and Materials Design in Language Teaching: Current
Perceptions and Practices and their Implications
問い合わせ先:
The Seminar Secretariat
SEAMEO Regional Language Centre
30 Orange Grove Road
Singapore 258352
Republic of Singapore
Phone: 65-8857888/ Fax: 65-7342753
e-mail: admin@relc.org.sg
Website: www.relc.org.sg
参考
招待講演者および演題
Ruqaiya Hasan (Australia) Grammar, grammatics and the social construction of language pedagogy.
Ma Lourdes S. Bautista (De La Salle University, Philippines) The new Englishes and the teaching of
grammar.
Ronald Carter (University of Nottingham, UK) Grammars for the future.
Eija Ventola (Paris-Lodron Universitat Salzbug, Austria) Lexicogrammar and language teaching
materials--A discourse perspective.
David Butt (Australia) Investigating experience through grammar from personal to cultural
perspectives on the evolution of school knowledge.
Tony Hung (Hong Long Baptist University) What can linguistics contribute to the teaching of
grammar?
Nisai Kaewsanchai (Rajabhat Institute, Thailand) Avoid cutting a frog in an English class: How to
design motivating and meaningful grammar lessons.
Azirah Hashim (University of Malaya, Malaysia) Grammar and identity in Malaysian discourse.
Christpher Ward (RELC) Have teachers ever really changed their attitude to grammar?
Christine Suchen Lim (Ministry of Education, Singapore) Grammar in the English language
curriculum in Singapore.
報告者:中野美知子
第36回目のRELCセミナーには650名が参加したということです.これは、1995年と同じくらい多くの参加者を得たといわれました。
4月22日の夕方RELCに到着しました.夜、食事から帰ると、手紙が届いていて、早稲田大学との遠隔授業をRELC国際セミナーで公開し、マレイシアの文部大臣が参加するという手紙でした.出発前に田辺先生と矢野先生には参加していただくようにご依頼していましたが、こういうときは、白井副総長がご挨拶をすることになっているので、あわてて、日本に電話をし、夜中の12時ごろに白井先生がご帰宅されるのを待ち、何を言うのか書けということで、挨拶原稿をファックスしました。ところが、当日、遠隔の音声が日本から流れてこないので、また、私は、メディア・ネットワークセンターに電話を何回もして、機械の調子を調べていただかなくてはなりませんでした.ですから、ホテルの部屋で電話ばかりしていたことになります.この騒ぎで、9階と5階をあがったり降りたりで、23日はあっと言う間に過ぎました.
4月24日は、私が、Form, Meaning and Use, Achieving a Balance: Cross-Cultural Distance Learning and Grammar Teachingというワークショップを開催することになっていました.朝コンピュータ室にいくと、コンピュータの設定がまるで違うのです.用意したパワーポイントは使用できません.そこで、RELC
のコンピュータ室を借りて、すべてやり直し!!夕方4時から5時半が私の時間帯で、なんとか間に合ったというわけです。参加者はクーポン制で、クーポンをもらっていった人は、50人ということで、技官がコンピュータ室に余分の椅子を持ち込みました.ところが、午後4時になっても、あまり人がこないのです。プログラムを見たら、どこがコンピュータ室か書いてなっかのです.整然とセミナーをやっているようで、どこかのんびりと、南国ののどかさを感じました.
24日の夜は宴会があり、子供たちのバレーを見ました.アジアの国では、女性教授が多く、力強く感じました.25日は、RELCとの遠隔授業の打ち合わせがあり、シンポジウムで参加できたのは、2個だけでした。シンガポールの英語教育の話であれば、誰よりも良く知っているという文部省の人の講演であったので、内容を研究企画委員会でそのうち発表させていただきます.
2001年度(6月)韓国英語教育学会大会参加報告書
派遣先学会:韓国英語教育学会(Korean Association of Teachers of English,KATE)
派遣場所: ソウル市、梨花女子大学
期日: 2001年6月29、30日
派遣者名:小池 生夫(会長)および関西支部派遣者として門田修平氏
勤務校:明海大学
住所:千葉県浦安市明海8 明海大学
1. 学会発表/講演内容についてのコメント:
招待基調講演(Plenary speech): Toward deeper and longer friendly relations between KATE and JACET:
The need for international cooperation in TEFL/TESL research activities
JACET/KATEの交流協定をむすび、ALAKのAILA参加への橋渡しをした経緯とその後の交流の歴史を直接推進し、実現するのに労をとった者として語り、日韓英語教育の比較をし、今後とも対等の関係で、交流をますますさかんにするとともに太平洋地域において両者が協力して各国との協力、振興に尽くすべきであることを説得したもので
あり、参加者になんらかの印象を与えたと信ずる。
6月30日(土)9:30から10:10まで 40分。紹介者:Yong-Jae Choe(Dongguk University)元韓国英語教育学会会長(合意書締結を推進した)
2. 派遣先学会との話しあい内容:Hyo-Woong Lee会長およびその他役員と会談。今後とも同じように交流をすすめる。Selected Papers of AILA'99 Tokyo を50冊、CDーRom 10セットを役員に寄贈する。JACET 第40回大会には国際交流委員長のMae-Ran Park 教授が招待され、講演をする。そのほかに約20名近くの国際学会会長、著名学者が招待され、盛大な国際大会であった。300名参加。内容的に小、中、高の先生の発表があり、国の外国語教育政策を色濃く反映していた。レベルは年々高く、意気さかんである。大学の英語関係教員は全員博士号取得者である。このほかにも参考になる情報をかなり得た。また最近KATEの韓国内活動についても援助したことを感謝された。
3. 学会での海外からの招聘基調講演者等名簿:
Oryang Kwon(Seoul National Univ.)(Plenary)
Neil Anderson(TESOL President)(Plenary)
Alan Mary (Assumption Univ. Thailand)(Plenary)
Stephen Cary (Univ. of British Columbia, President, CAAL)(Plenary)
Floyd Sucher (Brigham Young Univ.)
Patricia Duff(Univ. of British Columbia)
Edilberta Bala(Philippine Normal Univ., former President, Philippine Linguistic Society)
Kari Smith (IATEFL)
Yongjie Chen( Shanghai Jian Tong Univ, Absent)
Shuhei Kadota(JACET)
David McMary (Kagoshima International Univ. former President, JALT)
Steve Ross(Kansei Gakuin Univ.)
Ikuo Koike(JACET, President)(Plenary)
Yasunari Harada(Waseda Univ,)
Liz Hamp-Lyona(Hong Kong Polytechnic)
others
4. その他
会期中にALAK代表者とあい、相互交流協定の下相談をおこなった。ALAKから積極的な合意書をとりかわしたい旨後に回答と提案があった。
JACET国際交流派遣者報告書
派遣先学会:KATE (Korean Association of Teachers of English)
派遣場所:Ewha-Samsung Education Center, Ewha Womans University, Seoul, Korea
期日:2001年6月29日(木)〜2001年6月30日(金)
派遣者名:門田修平
勤務校:関西学院大学
住所:〒533-0013 大阪市東淀川区豊里7丁目24-25
1. 学会発表/講演内容についてのコメント:
学会が開催された両日は、あまり天候はよくなく、あいにくの雨であったが、その悪天候をものともせず、非常に盛り上がった、中身のある国際大会となった。海外からの招待されたスピーカー(Invited Speakers)は、日本からの小池先生および小生も含め、約20名にのぼり、それぞれ全体講演(Plenary Address)あるいは口頭発表(Oral Presentation)のいずれかを行った。
以下に小生の特に印象に残った講演、口頭発表について、いくつか簡単に報告したい。
(1)Oryang Kwon氏(Seoul National University)による講演“Teaching English as a Global Language in the Asian Context”
先生の講演は、アジアにおける英語教育の状況について報告し、教授すべき英語の種類に関する議論をまとめ、今後の英語教育への展望を得ようとするものであった。とりわけ、日本の英語教育の現状にも鋭いメスを入れられ、2002年より小学校で英語学習が導入されることについても氏自身の観点からの考察をされた。また、英語母語話者の英語ではなく、EIL(English as an International Language)としての英語が教育の目標であること、そして今後の世界においては、アジアの役割がますます重要になることから、アジア各国の英語教師に与えられた使命はとりわけ大きいことを強調された。
(2)Neil J. Anderson氏(Brigham Young University)による講演“Teaching Reading in the Asian Context”
先生は、現TESOL(Teachers of English to the Speakers of Other Languages)会長であるが、英語のリーディングの指導を行う際に、A(Activate Prior Knowledge), C(Cultivate Vocabulary), T(Teach for Comprehension), I(Increase Reading Rate), V(Verify Strategies), E(Evaluate Progress)の5つの視点を教師が持つことが重要であることを指摘し、そのうちT(Teach for Comprehension)とV(Verify Strategies)について取り上げ、様々な事例を織り交ぜながら、それらの教場での具体化について検討された。とりわけ、発話プロトコルを、読解力測定手段としてではなく、読解指導方法として利用するという提案は、面白いのではないかと感じた。
(3)Mi-Jung Song(Seoul National University)による口頭発表“The Role of L2 Proficiency in L2 Reading: The Threshold Model Revisited”
先生の発表は、第二言語の運用能力がどの程度に達すれば、母語での読みの力と外国語としての英語の読みの力の間に十分な相関が見られるか韓国人大学生を対象に調べたものであった。その結果、@英語の熟達度レベル4(TOEFL 564点、TOEIC 770点)になってはじめて、母語(韓国語)の読みと外国語(英語)の読みのテスト間に、r=.42というある程度の相関が見られるようになること、Aレベル3以下では、ほとんど無相関であり、またレベル5以上では、r=.62〜.67といったかなりの相関が一貫して得られるようになることを発見したという。この研究は、母語の読解力が転移するには、ある程度のレベルの英語力(閾値:Threshold Level)が要求されるというClarke等の仮説に明確な解答を与えている点で、とても興味深いものである。
(4)Ikuo Koike(President of JACET)“Toward Deeper and Longer Friendly Relations between KATE and JACET: The Need for International Cooperation in TEFL/TESL Research Activities”
先生の講演は、KATEとJACETの交流の歴史を振り返り、今日の交流の現況を報告されるとともに、韓国及び日本の英語教育制度や状況の比較・検討を踏まえ、今後のKATEとJACETの方向性についてそのあるべき姿を示唆されたものであった。これまでも日韓の学術交流を直接担ってこられた経験を踏まえた講演は、聴く者にとって、国際交流の重要性を認識させるものであったと同時に、多大な感銘を与えるものであった。
なお、小生自身は、“Accessing the L2 Mental Lexicon: Some Evidence from College-Level EFL Learners in Japan”と題する口頭発表を、第一日目(6月29日)の午後5時30分より約30分間にわたって行った。外国語として英語を学ぶ日本人大学生を対象にした視覚提示語(英単語、漢字単語)のアクセスに関する実証研究を報告したもので、音韻情報を駆使したアクセスが通例自動的になされるという、得られた結論について考察を行った。
2. 派遣先学会との話し合い内容:
小生個人としては、先方の学会との公式の話し合いは特に持っていません。
3. 学会での基調講演者名等:
Day 1:
Oryang Kwon(Seoul Nat'l U.) “Teaching English as a Global Language in the Asian Context”
Neil J. Anderson(Brigham Young U., USA) “Teaching Reading in the Asian Context”
Alan Maley (Assumption U., Thailand) “The Good Language Teacher”
Stephen Carey(U. of British Columbia) “A Model for Promoting ESL Acquisition Using Technology”
Floyd Sucher (Brigham Young U., USA) “Essential Elements for Developing Critical English Reading
Ability in Asian Students”Patricia Duff (U. of British Columbia, Canada) “Teaching and Learning English for
Global Intercultural Communication: Challenges and Opportunities”
Day 2:
Ikuo Koike (JACET President, Meikai U.) “Toward Deeper and Longer Friendly Relations between KATE
and JACET: The Need for International Cooperation in TEFL/TESL Research Activities”
Yasunari Harada (Waseda U.) “New Methods in Automatic Spoken Language Testing”
Liz Hamp-Lyons (Hong Kong Polytechnic U.) “Teaching English as an International Language in the
Chinese Context”
Stanton Procter & Melanie Procter (Seoul Nat'l U. of Ed.) “How to Develop Productive English Skills through
Internet”
Steve Ross (Kwansei Gakuin U., Japan) “Foreign Languages Education Macro-Policies in Japan and Korea”
Gillian Wigglesworth (Macquarie U., Austraila) “The Place of the First Language in Second Language
Learning: Implications for the Asian Context”
Kari Smith (IATEFL) “The Role of Assessment in Teaching English as Global Communication”
John de Jong (Language Testing Service, Netherlands) “A Structured Curriculum in Language Teaching:
Opportunities for Controlling the Learning Processes”
4. その他
小生としては、学会開催前日に仁川空港に降り立って以来、KATE会長、副会長をはじめ様々な学会関係者より、公私にわたるお世話をいただいたこと、心から感謝したいと思う。学会参加費を無料にしていただき、夕食はもちらんのこと朝食・昼食まで、自由に宿泊施設内のレストランが利用できたのもありがたかった。また、空港まで自家用車で暖かく歓迎いただいたことなども感謝している。これは、やはり、我がJACETとの今後の交流に対する期待の大きさの現れではないかと思われた。上記1で紹介した小池先生の講演でも取り上げられた、日韓相互の学術交流が今後ますます盛んになることを祈りたい。